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2015-07-09

津波情報が変わります!知って得する最新情報

震災から学んだ運用・発表方法の改善

東日本大震災から2年。地震規模・津波の高さの過小評価や津波観測情報の発表形態などの課題を受け、気象庁は2013年3月7日より、津波警報・注意報の発表基準・運用方法を変更致しました。押さえておきたい変更ポイントは3つあります。

1つ目は、津波警報・注意報発令後に発表される予想される津波の高さが、これまでの8段階から「1m、3m、5m、10m、10m超」の5段階になったことです。発表される際は高い方の値、例えば「3m~5m」の津波が予想された場合は「5m」と発表されるようになりました。

2つ目は、マグニチュード8以上の巨大地震が発生した場合、大津波・津波警報発表時に具体的な数値を記載せず「巨大」「高い」といった言葉で非常事態の通知することになったこと。「巨大」「高い」という言葉を聞いた際は、東日本大震災クラスの大津波が予想されます。ただちに高台への避難が必要です。

3つ目は、警報発表時に、観測された津波の高さによっては、具体的な数値で表さず「観測中」と発表することです。

海岸工事や沿岸部の現場では、津波警報・注意報発表をいち早く知ることが大切です。あらかじめメールや警報装置などで情報を取得できるようにしておくといいでしょう。


建設気象関連リンク

津波警報出典:気象庁HPより

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